Coinbaseの「2026年に何を作るべきか」をまとめたレポート。 その中で、ソラナで成長した「プロップAMM」と呼ばれる機構に焦点を当てたいと思います。 とても興味深いですね。 これについて説明します。 プロップAMMとは? - Coinbaseの2026年RFSでは、「代替プロップAMM」を「既存の公開AMMとは異なる新しいプロップAMM市場構造」として記載しています。 - 具体的には、SolanaはProp Desk Private AMM(Prop AMM)を中心に開発しており、これはJupiterなどのアグリゲーターを通じてのみアクセス可能なダークAMMです - 価格を決定するための公式やロジックは非公開であり、MEVボットやアービルジャーなどの有害な流れを避けるためです。 Toxic Flowとは? なぜ toxic flow があるのですか? - オンチェーンの透明性、公開のメンプール、アービトラージ/MEVボットの存在は、「価格変動時にしかフローが食い尽くさない」AMMに集中します。 LVRやILの形で、LPはしわが寄っています。 なぜ重要なのでしょうか? - LPの収益性回復と、CEXに似たスプレッドとMEV抵抗を持つオンチェーン取引インフラの実現に鍵となります。 - プロップAMMはすでにソラナの主要ペアで取引量の大部分を占め始めており、「アグリゲーター+プロップAMM」という前提に基づく市場構造へと変化しています。 ソラナ以外のものなのでしょうか? EVMは? - このモデルのネイティブ展開は現在、ソラナを中心に展開されています。 - SuiのObricなど他のVMへの移植例もありますが、ガスコスト構造の違いからEVMで同じ形態を取るのは難しく、同じ問題(有害流量/MEV)は「CoW Swap」など異なるアーキテクチャで取り組んでいます。 今後どのように発展していくのでしょうか? - ソラナの市場構造は「アグリゲーター+プロップAMM」を中心に展開し、今後さらに進展する可能性が高いです。 - 同じデザインを模倣するのではなく、他のチェーンでは「プライベート流動性+アグリゲーター+MEV対応フィーデザイン」の要素を組み合わせたハイブリッドDEXが増える可能性が高いです。 - Coinbaseはこの方向のプロジェクト(特に汎用チェーンの市場構造を強化するもの)を探しているのでしょうか?